2016年3月2日 - 日々のひとり言

 
金沢市のお隣・野々市市で、フェアトレード&オーガニックの店「コミュニティトレードアル」をやっています、
小浦です。

昨日は、6月から関わってきた「ソーシャルビジネスのがっこう」の
最後の発表会がありました。

豪華ゲスト3人のお話も楽しみでしたが、
なんといっても、6月から月1回の「がっこう」に通い続けて
その成果を発表する
「生徒さん」たちの晴れ姿を見るのが楽しみで。

4人の発表者さん、それぞれ素晴らしい成長をされたなと思いましたが
中でも、林由美子さんの発表には
人知れず、号泣しました。

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由美子さんは、いま、織歩(おりーぶ)という名前の鍼灸院をやっています。

出会ったのは16年ほど前??もう覚えていない。
そのときは、IT企業で働くシングルママ。
アルのカフェが出来てからは、
一人娘さんを連れて、週一回くらい通ってくださってました。

あるときから、視力が弱まり、
お仕事が続けられなくなり、退職。

そのときのことを、昨日はこんなふうに発表されました。
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上司に別室に呼ばれて、
「3か月分の給料を出すので、他の仕事を探してください」と言われました。
娘を抱えて、どうしたらいいのか、
2人で首をくくるしかないかと・・・

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その後、盲学校に通い、針きゅうの資格を取り
就職したかったけれどなかなか見つからず、
マンションを改装して開業。

すごく勉強されて、
施術で症状がよくなると評判を呼び、
今はなかなか予約もとりづらい人気鍼灸院に。

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由美子さんの発表資料より・・・

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・十数回高度生殖医療でも子供が出来ない女性 → 昨年妊娠出産

・過敏性大腸症候群からうつ病に移行し休職中の女性 → うつ症状の改善、新しい人生の一歩

・皮膚科では原因不明の失神 → 疲れた時には時々出るがほぼ完治

・肩こり頭痛で鎮痛剤を多用の女性 → 服用が減る、症状が軽くなる

・慢性の腰痛は心因性が多い → 症状が改善

・がんの術後の衰弱とさまざまな主訴 → 再発なし 体質の改善

針きゅうの可能性・・・
東洋医学の物理療法 自然治癒力を向上させ、個体全体の状態のバランスを整える
心と體にやさしく予防医学の側面もある

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このご自分の経験を生かして、
他にも資格があるのに就職できていない盲の方が働ける場をつくりたい。
でも、

見えない人が働くためには

出勤のための移動をどうするか?
仕事の準備に時間がかかるのをどうするか?
資料を探すのも弱視の方には大変な仕事
受付、事務処理、すべてにおいて
「出来ないことばかり」または「すごく時間がかかる」

ここをどうやってカバーして収益性を上げていくか?

そんな内容の発表でした。

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発表おわってキンチョーとけた ゆみゆみさん(右上)と
同じく解放されて笑顔!の、ネイリスト川尻さやかさん
そして私と同じく生徒さんの励まし役=メンターの
「疾(はやて)技術経営」の西井さん。

私が泣いたわけはいろいろあって、
「自分と同じハンディをもつ人たちに
安心してくらせる道を」という
ゆみゆみさんの志に、あらためて感動したのもあるけれど

もうひとつは、
あんなにアルを好きでいてくれて
店がまだしょぼかった頃から
ずっと支えてくれていたお客様が
視力を失い、いちばん困っていたときに
私は何をしていたんだろう?と
愕然とした。

そりゃあ思い返せば私もいろいろ忙しかった。
たまに、介助者の方に付き添われて来てくれるゆみゆみさんが、
いつも笑顔で、いつも笑い合う関係だったので、
そんなにお困りのように見えなかった・・

でも!
やっぱりもう少し何か、一番しんどい時に何かしら
お手伝いができたんじゃないか????????????

過去を悔やんでもしかたないことです。
それよりは、これからのゆみゆみさんを
応援していきたい!

発表では、5年間かけて
視力障害のある方3人を雇用できる状況をつくりたい、
ということでしたが
実際には、ようやく自分の困難を乗り越えて
生活が安定してきた今、
また難しい事業を始める腹が決まっていない、とのこと。

(よーーーく、わかりますよ~~~!)

いますぐ新事業を目に見える形で立ち上げるわけでなくても、
その過程を、じっくり応援することはできます。

たとえば、
いざ事業が始まった時に、
移動や事務作業をサポートしてくれる
ボランティアさんのチームを
いまから作っておくとか。

そのために、たとえば、アルでチラシを配って
ゆみゆみさんにお話会をしてもらうとか、
(視覚障害のことだけでなく
心と体のつながり、や
今の時代の女性が抱えがちな体のトラブルのお話、
対処法など)
どうかな。

やりがいのある仕事を、
どんな状態の方であっても続けていけるように
この夢、応援していきたい!!
していきますよーー

今回はゲストに
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の矢部さんという方がいらしていました。
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写真がとおい!
左端に座っている男性が矢部さん。
http://www.dialoginthedark.com/ticket_info/

「完全に光を遮断した空間の中へ
グループで入り、
暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと
さまざまなシーンを体験します」

視覚以外の感覚の可能性と心地よさに気づき
コミュニケーションの大切さ・人のあたたかさを思い出す、
「ソーシャルエンターテイメント」

ドイツではじまり、世界35か国で開催。
(予約が取れない人気ぶりだそうです)

日本にも常設の会場が東京と大阪に。
欧米と違って、行政の支援が手厚くないために
参加費が高いのですが
それでも

「とてつもなく面白い体験が待っていることだけは確かです」(茂木健一郎)

と、人気だそうです。

その矢部さんからも、由美子さんに、励ましをいただきました。
他のゲストお二方からの声もまとめると、

(泣いていたので、よく覚えていないけれど)

目が見えないことは、ハンディではあるけれど、
とびきりの「特徴」でもある。
目が見えないことで培われた感性でもって
他の人には出来ないことが出来る。
それをれっきとした「売り」にして
ビジネスを成り立たせて・・・・

というようなコメントだったかと・・・・・

とてもいい会でした。
由美子さん、近い将来
経営者仲間としてお話がしあえることを
私はとっても楽しみにしています。

由美子さんから研修をうけた優秀な針きゅう師さんが
金沢にどんどん増えて
心や体の辛さを治療していってほしい。

いろいろ、いっぱい、手伝うからねー

 

 

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