「小浦は見た!びっくり、超安産」 フィリピンレポート2

2014年4月22日 - 未分類

<むつみ>
12歳になった娘に広い世界を見せたい、というのが旅の目的。
それなら富田さんのところでしょう、と、取引先の方に勧めていただいたので
お願いして、おじゃました、「バルナバクリニック」。

マニラから車で3時間半ほどの街。もともと米軍基地があったスービックというところで、
大通りから少し外れて山のほうに近づいたところに、
「リセツルメント」 = 再定住地、と名付けられた地域があります。

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災害などで、もともと住んでいたところを追われた人達が、
再定住している地域のようです。

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ステージとバスケットボールのリングがある広場の横に
富田さんのクリニックがありました。
テレビで何度も特集されているので、ご存知の方も多いかも。

お金がなくて病院にいけない女性にも、安心できるお産を、と
富田さんが作ったクリニック。

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お部屋が二つだけの質素な建物。
ベットが空いていなければ、妊婦さんたちは外のベンチで待つ!

3輪バイクに乗ってくる患者さんたちは、
わずかな交通費もようやく貯めてくる方も多いそうですが、
そんな人たちも、クリニックに来るときには一番いい服を着てくるそうです。
街に出るときに、みすぼらしくしていると、人間扱いされなくて
キツい目にあうので、気をつけていると。

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いちど、お産に立ち会わせてもらいました。
子宮口が6センチ・・・そろそろだね・・と言われていた妊婦さん、
先に出産を終えた妊婦さんが、ベットを譲ってくれて
横たわってしばらく顔をしかめていたと思ったら、
うううーーーん・・・と小さな声をあげて、
それで赤ちゃんが出てきてしまいました。

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大騒ぎした自分のお産と比べて、なんとまあ。
信じられないような安産でした。

日本人は、平らなところばかり歩いて、ラクをしているので
使わない筋肉が多くなっているので、
体を支えるために、骨盤が不自然な形で固まって?いるそうで、
それが、お産を難しくしている一因だとか。

衝撃でした。
神様はなぜあんなにもお産をツラくなさったのかと
いつも不思議に思っていました。
でも、私のお産は(これでもかなり安産と言われましたが)自然じゃなかったんだ~
本来は、もっとツルリと産めるんですねっ!
(お産の数時間後に3輪バイクで帰宅する!)
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お産だけでなくて、いろんな不調を訴えて患者さんがやってきます。
全て無料で、日本からの支援物資と、支援金で買えるわずかな薬などを使って
助手の女性と二人、診療していく富田さん。

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ただ待っているだけでもたくさんの患者さんが来るのに

午前中の診療が終わったら、

午後からは、お産後の親子の様子を見るために

車であちこちを回ります。

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せっかく生まれた命が、ちゃんと育っていくために
いろんな壁があるようで、それを心配して。

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↑ このピアスのお母さんは、10代前半で薬中毒に。
16~17歳で妊娠。
お産に来た時は、自分の体に何が起こっているのかわからなくてパニックを起こしていて、赤ちゃんのことも、いらない!いらない!と叫んでいたそうです。
身よりもなく、友達に付き添われて来院。

すぐ里子に出す、といっていたそうですが、「最初の数日だけでもお乳をあげてね」と富田さんたちが諭したそうです。

私がここに連れて行ってもらった日は、お産から10日以内だったようですが、
けっこうな坂道(道ではなかったかもしれない・・けもの道?)の上にある
竹と板とビニールで出来た小屋に、母子で、いました。

嬉しそうにおっぱいを上げていました。
「よかった・・・・・」と、富田さん。

赤ん坊を抱えて、働けるわけでもなく、頼るところもないこの女の子の、
これからのこと、どうなるでしょうか。

愛おしそうに赤ん坊を抱いて、富田さんの説明をちゃんと聞いていた、この若いお母さん。
住まいも、二人の未来も、ちょっとしたことで壊れてしまいそう。
綱渡りみたいにぐらぐらしたところに乗っかっている人生です。

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↑ このお父さんは、家の前で、赤ちゃんを大事に大事に抱っこして座っていました。
水頭症という、頭に水のたまる病気です。

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富田さんたちは、いろいろ聞き取りをしたり、写真を撮ったりしていましたが
先日、こんな記事がブログに載りました。
(写真は小浦が挿入)

・・・・・・・・富田さんブログより・・・・・・・・・

水頭症でこのまま放置 すれば、植物状態になってしまう運命の6か月児・メイタンを助けてください。
大きな頭ですが、まだ視力も四肢の動きも正常。
日本の複数の医師にCTを見てもらいましたが、
「現在残っている機能は早急に手術すれば温存されるから、早急に手術を!」と いうご意見ばかりでした。
日本映像通信社の愛子さんがメイタンの様子を取材してくださいました。

http://youtu.be/MTBzxvQIrqM
賛同してくださる方はこの映像、このブログを多くの方にご紹介いただければ大変助かります。P1070669

フィリピンでは貧困家庭に生まれた水頭症の赤ちゃんは、
適切な時期に手術を受けることはできません。
手術費が日本円で約70万円(入院・検査・手術を含む)です。
メイタンはクリニックで10月15日に正常に生まれました。
(クリニックに水頭症だと知らせが来たのは3月です。)
メイタンの水頭症が現れたのはおおよそ生後1か月、
自分が妊娠中に転んだからだと母親は自分を責め、
泣いてばかりの毎日になったと言います。
そして、母親は働く決意をしました。
男性より、女性の方が定期収入がある仕事に就き安いからです。
(でも給与が安いのに気が付かなかった?)
手術や治療、家庭での支出を期待して始めた仕事でしたが、
計算があまりできないのでしょう・・。
住み込みのお手伝いで得られる給与はわずかで月額2500ペソ(約5500円)
それもすでに給与の前借を何カ月もして、
一家は借金で日々暮らしている状態。
この状態でメイタンの手術費を貯めるというのは全く無理な話です。
メイタンにはお姉ちゃんとお兄ちゃんがいます。
小学3年になるお姉ちゃんは6月に始まる新学期、
4年生に進級するのを諦めるように言われています。
(学校での必要経費を払えそうにないから)
幼稚園に行っていた弟は、メイタンが生まれて幼稚園の費用が払えずに退園しました。
お父さんが不定期でも働いていた方が良かった収入状況だったのが、
現在こじれまくっています。
今まで見聞きしてきた水頭症を抱える貧困家庭は、
今後、子供を捨てて自分たちも夜逃げするまで追い詰められていきます。
メイタンの病状が落ち着けば、
父親も仕事に出ることができるようになるでしょう。
父親が仕事に戻れば、お姉ちゃんは4年生に戻れるだろうし、
お兄ちゃんは幼稚園に通えるでしょう。
メイタンは手術を受けることができれば、当面正常に発育する可能性が生まれます。
メイタンが普通の子供のように育てるように、皆さまのご支援いただければ幸いです!

http://blogs.yahoo.co.jp/barnabaseriko/35781867.html

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動画は、私も現地で親切にしていただいた、カメラマンの愛子さんが撮ったもの。
愛子さん、グッジョブです。
http://youtu.be/MTBzxvQIrqM
再生回数、現在約200回。

「ファンディング(資金集め)、やろうと思ってるんだ」と、富田さん、あのとき私に言っていました。
そう思っても、映像を撮ったり、編集したり、文章を書いたり、と、段取りもいろいろあって、大変だ。
富田さんご自身も、小さなお子さんを育てながらの仕事です。
しかも無償で。
愛子さんの滞在中で、動画がとれて、よかった。

お父さんは、何度も何度も赤ちゃんの頭をなでて、汗を拭いてやっていました。
私も、声をかけて、頭をなでてきました。
家族に笑顔がやってきますように。

<寄付先>
楽天銀行 ドラム支店213
口座番号 1225744
クラモトヨウコ 宛

↑ 倉本さんは、富田さんと一緒にこの地域で働いている女性です。

ところで、この動画に出てくる「西村先生」は、
京都大学で教えていらっしゃる方だそうです。
忙しい仕事の合間を縫って、数日間、富田さんのクリニックに来て診療をなさっていました。
医療器具らしきものは何もないバルナバクリニックに、
医療のいろんな可能性を見て、なのか、
いろんな方たちが楽しそうに集まってきているのも印象的でした。

(つづく)

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