息子がリレーを走った話

2011年10月24日 - 日々のひとり言

<むつみ>
6歳の次男が通う幼稚園では
運動会に
年長と年中の子どもが縦割りグループを作って
リレーをやります。
アンカーを任された次男は、
運動会が近づいても
家ではリレーの話をまったくしませんでした。
上の子たちは、毎日、
今日の練習はどうだった・・・と言っていたのに。
こちらから質問したら、
「・・・毎日、最下位なんや。」とポツリ。
なんどやっても、勝てないと。
なんでかな?と聞くと
「・・・・・・・・・Aちゃん、早く走れんから・・・」
とまたぽつり。
年中さんの、体がひとまわり小さいAちゃん。
入園してきたころに、
先生を振り切って園の外に出ようとして
連れ戻されていたのを見たことを思い出しました。
私は、マイペースなAちゃんが、リレーが好きでなくて
ちゃんと走る気にならないのかなと思いました。
毎回最下位というのはちょっと可哀そうだなと思い、
先生がなにか考えてくださらないのかなとも思いました。
翌日に、息子は
「今日は2位になれた!」と。
え、なんで?
「理由はふたつ。
まず、皆で一生懸命応援し合った。
それと、さとこ先生が、スーパー応援団についてくれた」
さとこ先生が、Aちゃんの手を引いて
走るのをサポートしてくれたのかな、と、
想像しました。
翌日からは、また最下位が続いたようです。
なんで勝てないの?頑張れよ!と
上のきょうだいたちにハッパをかけられる次男が可哀そうで、
庇いたくて、つい
「Aちゃんが早く走れないから、仕方ないんだよ」と
言った私に、すかさず
「Aちゃんがいても二位になったことがあるよ」
と言い返した次男。
運動会の前日、
「今日のリレーは2位だった。
今日はAちゃんがお熱でお休みした。」と次男。
そっか・・・・・。
Aちゃん、明日はどうかな、本番参加できるのかな、
参加しなかったら、リレーどうなるかなと想像した私。
当日。
2位くらいでAちゃんにバトンがわたって、
Aちゃんが走り出した瞬間、
私はものすごく反省しました。
Aちゃんは全力で走ってました。
先生は、ラインの内側から、伴走しながら応援していて、
Aちゃんは自分の力で一生懸命走っていました。
息子も大声で応援していました。
どんどんみんなに追い抜かされて
ビリになってしまったけど
最後まで彼女の全力で走っていることが伝わってきて、
横で見ていたうちのダンナは
「Aちゃんがんばっとる。
あの子は、あんだけ走ってくれたらもう十二分や、
ありがとや~」といってました。
私は、Aちゃんがリレーに気乗りしないんだろうなんて
勝手に想像していたことが申し訳なくなったし
熱が下がって本番に参加できたことが
ホントによかったと思いました。
息子にバトンがまわってきたときには
一周ちかく差がついていて、
トップのチームはもうゴールイン寸前でした。
あんまり差がついたので、
息子の気持ちが折れていないかと心配で、
私が泣きそうになりました。
でも、周回遅れでスタートした息子が
駆け出した瞬間
そうでないとわかりました。
こんなに差がついても全くいじけることなく
飛ぶように駆けていきました。
最後まで全力で駆け抜けて、
堂々の最下位でゴールしました。
友達に、「応援してる小浦さんの写真とりたいくらいやったわ」と
あとから笑われるほど
私は大声で応援していたらしいです。
可哀そうだから勝たせてあげたいとか思っていたけど
最下位でも、ものすごくうれしいリレーでした。
最下位だからこそわかった、大事なことがありました。
走り終わった息子と目が合って、手を振ったら
うれしそうな、充実感いっぱいの、
ほっとした顔をしていました。
勝っても負けても、
子どもは、その子らしくあればよくて、
親は、この子の親であることを
ただ喜べばよいんですね。
すぐにそれを忘れてしまう。
翌日、担任の先生にお礼を言って、
家での息子とのやりとりを話したら、
先生は目に涙をためて聞いてくださいました。
先生も、勝てない息子たちの気持ちを
ずっと気にかけてくださっていたことがわかって嬉しかった。
「最下位」に感謝の、そして親として(人間として?)大反省をした、
楽しい、実り大い、運動会でした。

Comments

  1. ムー より:

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    とても懐かしくなりました。
    うちも昨日は運動会!次男がリレーの選手に選ばれたり、長男が花笠音頭に命を燃やしたり・・・
    とても楽しい運動会でした。
    長男の競技では、個別のお友達の所でどうしても遅くなってしまう。個別のお友達を除いて挑むクラスもありましたが、長男が「その分を、皆で挽回すればいいじゃん!」と発言して、皆で臨んだらしいの。(担任から聞かされました)
    勿論、一番ビリだったんだけど、私はそれで良いと思いました。皆が、個別のお友達の応援をしている姿が感動でした。
    勝つことよりも、もっと大事なことを学んだね!

  2. al-mutsumi より:

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    ムーちゃん、きょう、副園長センセイに、Jくんのエピソード話したよ。
    「クラスの中で、相変わらずちゃんと自分を表現してるんやね!」と、すごく喜んでくれました。
    命燃やした花笠音頭、みたかったわあ!!こっちは「ジョイフル」でしたが、フォーメーションの変化が難しかったらしく、先生が、テンポを落として踊らせたもんで、、、ゆっくりなジョイフルって、、、、、、見ている親たちは「おそ!」と、乗り切れず(笑)でも子どもたちは喜んで踊ってました。来年はいよいよスタンツだねえ

  3. ムー より:

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    >al-mutsumiさん
    ありがと~っ!
    先生、まだ覚えていて下さるのね!
    もう…みんなの所へ帰りたい!

  4. al-mutsumi より:

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    う~ん、帰ってきてほしい~泣いちゃうよ~~

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