幸せのあかりの産地

2010年11月11日 - 商品のこと

<むつみ>


フィリピンのアバカ(マニラ麻)で作ったランプシェードのお話し。


CCAPという団体が窓口となり、生産者さんのグループがフェアトレードで商品を輸出できるように、支援しています。


地域が元気になるように・・ふるさとでの生活が成り立つように・・何か仕事づくりを・・・


世界中のいろんな場所で、そんな思いをもった人たちが集まって、あれこれ、商品開発を試みているわけですが、(もちろん日本でも)


大きな消費地から遠く離れた、小さな地域は、情報もなく、手段もなく、過疎化するのみ。これも世界中で同じようですね。


フィリピンに行ったときに、そんな地方での取り組みを見たくて、フェアトレードカンパニーさんにお願いしたところ、


マニラからバスで12時間!!!の、海辺の村を紹介してもらいました。


そこでの話は、

http://www.h4.dion.ne.jp/~ftc/travelnote-9823f-04.html

旅行記として、ここに書いてあります。

(長い!

あのころは、こんな文章を書くパワーがあったんだ・・)


電線が来ていない村なんです。だから電話もないんです。


電話がなくて、どうやって注文などのやり取りをするかというと、


最寄りのバスターミナルまで、FAXが来るのです。そのFAXをまるめたものを、バスの運転手さんが預かって、村の事務所を通りかかったときに、ポイと、ポストに入れるんです。


事務所の人が、オーダーを、村の中のいくつかのグループに分けて、それを知らせにいくんですが、


赤のバックを3つ、青のかごを5つ、いつまでに、みたいに、紙に書いたものを、グループリーダーに届けに行くのですが、不在だったらまた戻ってきます。置手紙をしても、字を読めるとは限らないから、みたいでした。


今でもはっきり、思いだします。

バイクで2人乗りして、連れて行ってもらって、

「マアヨー、マアヨー(こんにちは~)」といいながら、家に入っていって、

誰もいないわね、と言いながら出てきて、また何十分もかけて

次の家にいって・・・・・・・


どんだけ手間がかかるんじゃ??と、びっくりしました。


モノのサイズも、木で枠をつくって、大きくなりすぎないように工夫したり・・

字が読めない、計算のできない人でも生産ができるように、工夫してありました。


街中で、クラフト作りに参加していて、おじいちゃんも、娘さんも、みんなあちこちで、おしゃべりしながら、手を動かしていました。


海に近い村で、きれいな海岸線でこどもたちが楽しそうに、道路に石ころを並べてゲームをしていました。


フェアトレードの仕事があるから、この村には栄養失調の子どもがいないんだ、と、誇らしげに教えてくれました。


たまたま、村の幼稚園の卒園式で、私が来賓で参加することになり、


「皆さんいつも素敵なクラフトをありがとう」みたいな式辞を言うことになりました。


「どんな人たちが作っているのか知りたくて来ました」と話して、大きな拍手をもらったことも思いだします。


(長旅だったので、キレイな服がなくて、パジャマにも兼用していたワンピースにアイロンをかけて出席した・・・)


村の幼稚園では、クラフトで得たお金で、無料の給食を出していました。


親がお金を払える人は払う。払えない人は、クラフトの売り上げから積み立てたものから援助してもらう。


卒業式の式次第に、卒業生の名簿があって、「お金を払っている人」「援助を受けている人」と分けて書かれていたので私は仰天して、


こんな差別的な・・・大丈夫なのか?と質問したら、


「払える人は払う。払えない人は、出来る限り払って、あとは助けてもらう。それのどこが恥ずかしいのか?」と、逆に質問されて、絶句したこともよく覚えています。


事故にあって、片足をなくした女性が、クラフトの仕事でなんとか娘二人を育てているというご家庭にお邪魔して、インタビューもさせてもらいました。


この仕事で子どもたちを育てていることをとても嬉しく思っているんだ、と言っていました。


売り上げで、薬局も作っていて、そこでは、急な病気のときに、薬をつけで出してくれるのです。お金に困ったときのローンの仕組みもありました。



この村では、よい商品を作るために工夫を頑張ってしていたけれど、輸出用の書類をつくったり、海外のニーズを調べてくることは出来ないので、これを、マニラにある団体が、肩代わりして行っていました。


「あかり展」で展示してあるランプシェードの輸出元「CCAP」も。そんな役割をしている団体です。



山越え谷越えして、生産者に会いに行き、組織化を手伝い、技術指導や帳簿づけなど、必要な業務に寄り添って指導を行っているそうです。


あのとき突然訪問した私に、快く、説明をしてくれました(アポなしでいって、ごめんなさい・・・反省してます)


手間暇かけて、小さなコミュニティを守るお仕事、すごいと思います。


あの村にも、今頃は、インターネットとか通じてるんでしょうかね。

また行ってみたいです。


Comments

  1. ムー より:

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    ご無沙汰しています
    m(_ _)m
    毎回楽しく、時には考えさせられながら読ませてもらってますよ~
    (^_^)v
    むつみさんのblogを読むたび、「自分はなんて小さい事で悩んでいるのやら…」と、パワーを貰ってます!ありがと~っ!
    実は今日も些細な事でイライラして『魂を悪魔に売ったよ…』と、落ち込んじゃいました。幼稚園の行事で教会に居たので、『神様ごめんなさい…』ってすかさず謝ったけど
    (ノ△T)
    お陰で、復活!
    明日からまた頑張るぞ!

  2. al-mutsumi より:

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    一番イライラするんだよね・・・
    些細なことだからこそ、気になるんだよね~~~もう神様にお救いいただくしかないってときがあるよね~~~ 神様、明日もムーちゃん&ムツミをよろしくお願いします!!

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